業務用におすすめの3Dプリンター|選び方とおすすめシリーズのご紹介
- 2018年07月27日
今、注目されている3Dプリンター。
お仕事でご利用になる方も少なくないと思います。
ただし、家庭用の3Dプリンターとはまた違った選び方が必要になってきます。
そこで今回は、業務用ならではの3Dプリンターの選び方と、おすすめのシリーズの製品をご紹介致します。
目次
業務用3Dプリンターの選び方
業務用の3Dプリンターには、家庭用とは違って、二つのポイントに絞って選ばれると良いです。
一つが、造形方式での選び方、二つ目が、材料での選び方です。
それでは、それぞれの選び方を細かくご説明致します。
造形方式で選ぶ
3Dプリンターは出力する方式がそれぞれ違います。
代表的なものは「光造形」「インクジェット」「粉末焼結」「熱溶解積層」「粉末固着」の5種類です。
それぞれに特徴があるため、どのような造形物を作りたいのかを考えたうえで方式を選ばなくてはいけません。
例えば、複雑な形状のモデルを作りたいのなら精度の高い光造形を選び、
アイデアを形にして確かめてみたいだけなら低価格の熱溶解積層を選ぶなど、求めている造形物を作れる方式の3Dプリンターを選びます。
とにかく高精細な造形物を作れる3Dプリンターを選んでも良いのですが、性能の良い3Dプリターはサイズが大きく価格もとても高くなります。
- 精度を重視したい
- 豊富な材料が使えるモデルが良い
- 耐久性のある造形物を作りたい
- スピードが速い方が良い
など、3Dプリンター選びでは重視するポイントを絞ることが大切です。
FFF造形とはFused Filament Fabrication(=熱溶解積層方式)の造形方法の事です。
業務用でも使われていて、熱で溶けた樹脂を一層ずつ積み上げていく造形方法になります。
溶けた樹脂はすぐに冷えて固まるため、危険性が少なく扱いやすいのが特徴です。
試作品や治具、簡易型の 造形などに適しています。
ただ、素材を溶かして積み上げていくため 断層が目立ちやすいとうデメリットあり、表面の滑らかさかが求められる造形物の出力には向いていません。
材料で選ぶ
現在3Dプリンターで使う材料の主流は、表面光沢に優れて着色も可能なABS樹脂と、弾力性がないので硬い大型の造形物も作りやすいPLA樹脂の2種類です。
この主流の材料に加え、最近では金属やカーボンなど強度の高い材料も使える3Dプリンターが登場してきたため、さまざまな材料を使った試作品や最終製品を作れるようになってきました。
3Dプリンターによっては単一の材料だけでなく、複数のヘッドで材料を組み合わせての造形も可能になり、造形の幅がぐっと広がっています。
材料を変えることで試作品だけでなく、例えばジェットエンジンのパーツ作りに活用されたり食品を材料にしてお菓子を作ったり、セラミックをプリントしたりなど、あらゆる造形物を作れるようになってきました。
材料を選ぶ際はどのような目的で3Dプリンターを使うのかも考えておきます。
試作品として形を確かめるだけの目的なら材料にそこまでこだわる必要はありませんが、機能面も確認したいという目的なら材料の弾力性なども考えた方が良いでしょう。
業務用大型3Dプリンター(FFF方式)ジュピターシリーズ
そんな家庭用3Dプリンターとは違った選び方をしなければならない業務用の3Dプリンターですが、おすすめなのが、“ジュピターシリーズ”です。
業務用大型3Dプリンター「Jupiter(ジュピター)」シリーズは、日本語タッチパネルとSDカードスロットルを兼ね備えた、大型業務用FFF方式の3Dプリンターです。
3Dプリンターにおける、複雑な造形出力や長時間の造形制作に、不慮のトラブルはつきものです。
Jupiterはそのような場合でも、現場で迅速に作業復帰できるよう部品交換やデイリーメンテナンスを、可能な限り使用者が行えるよう設計されています。
製品の安定稼働をお約束するアフターケア
Jupiter製品を熟知した専門スタッフが丁寧にアフターケアいたしますので、使用時に直面するトラブルをいっしょに解決していきます。
「Jupiter(ジュピター)」シリーズには、サイズの異なる4種類があります。
Jupiter(ジュピター)AT-3546
プリントサイズ:350×350×460mm、本体サイズ:622×602×871mm
Jupiter(ジュピター)AT-5050
プリントサイズ:500×500×500mm、本体サイズ:773×753×901mm
Jupiter(ジュピター)AT-5050
プリントサイズ:600×600×600mm、本体サイズ:930×990×1080mm
Jupiter(ジュピター)AT-1200
プリントサイズ:800×600×1200mm、本体サイズ:1221×973×1843mm
仕様
- 材量:径2mm大型専用PLAフィラメント
- 本体操作:タッチパネル(日本語)
- プリント速度:25mm/s~150mm/s
- プリント方式:熱溶解積層方式・FFF
- X/Y軸精度:±0.1~0.5mm/100mm
- Z軸精度:0.1~0.4mm
- 電源:100V-VAC 50/60Hz
- 消費電力:250W
- 接続:SDカード
- ホットエンド温度:180~250℃
- ノズル直径:0.4mm//0.8mm
- 稼働音:60dB~
- 操作環境:15~32℃(60~90°F)
- 対応ファイル:STL
- 積層レイヤー:0.1mm~
- ソフト&ファームウェア:kisslicer
- 対応OS:Windows,Mac
数ある業務用の3Dプリンターの中でも、特におすすめの製品なので、是非ご利用くださいませ。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、業務用3Dプリンターの選び方からおススメの製品をご紹介させていただきました。
お仕事で使うものには、品質の良い製品を使いたいものですよね。
今回、ご紹介させていただいた選び方と製品をご参考にしていただき、良い製品を選んでください。