3Dプリンターオブジェクトのサポート材について
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【用語説明】
STLファイル:3DCADまたは三次元造型ソフトで作られた立体データーです。
(3Dプリンターで物を出力する場合はSTLファイルつまり立体データーがないとプリントはできません。)
(紙プリンターの場合だとテキストがないとプリントできないことと同じです。)
サポート材:3Dプリンターで物を出力する場合に使われるオプションです。
(主に凸凹が前後左右上下に広がったモデルはサポート材を利用しないとプリントができない場合が多いです。)
簡単にいうと、立体模型を支える立体模型です。
Dreamer専用ソフトFlashPrintには利用可能なサポート材は以下3種類がございます。
①蜂の巣のような形をしたサポート材
②薄い板状の形をしたサポート材
③木の枝の形をしたサポート材
プリントするオブジェクトの形状によって、異なったサポート材を選択する必要なあります。
【テスト】
今回のテストは鹿の3Dデーターで説明させて頂きます。
①蜂の巣のような形をしたサポート材について
鹿の3Dデーターを3DプリンターDreamer専用ソフトFlashPrintにロードします。
スライスからパラメーターの設定を行います。
蜂の巣でサポートしたい場合はスライサSlic 3rを選択します。
ABS樹脂でオブジェクトを出力する場合は右フィラメントにABSを選んで、同じABS樹脂でサポートする時はサポート材に同じ右ヘッドを選択します。
(FLASHFORGE社製3Dプリンターはすべてデュアルヘッドプリンティング方式なので、2色プリント以外に異なる樹脂でサポートすることもできます。)
異なる樹脂でサポートする場合は左ヘッドにDissolvable Filamentを選び、サポート材に左ヘッドを選びます。
異なる材質でサポートする場合はホットエンドの温度もチェックしましょう。
その他のオプションの温度から、左ヘッド温度をサポート材フィラメントが適応する温度に変更できます。
(注意:ABS樹脂のサポート材として利用できる樹脂はABS、またはHIPS樹脂となります。その場合サポート材HIPSを出力する左ヘッドの温度を230度に変換します。ちょっと大きめの3Dデーターをプリントする場合は240度に設定します。その後プラットフォーム温度はABSと同じく115度に設定します。)
3DデーターをPLA樹脂で出力する場合は右ヘッドをPLA、左ヘッドはDissolvable Filament、サポート材に左ヘッドを選択します。その後はその他のオプションから温度を右ヘッド210度、左ヘッドを190度、プラットフォーム温度を60度に設定します。
以上設定が完了すると、OKをクリックして、スライスを実行します。
左側のスライドを上下に移動すると、画像のように、蜂の巣の形をしたサポート材が確認できると思います。
次回は薄い板状サポートについてご紹介させて頂きます。
Syuumei:)
FLASHFORGE JAPAN